薬剤師の場合は、転職というより転社が多いと思いますが、何十社と会社を移っている方って実際どう思われているのでしょうか。
6社で働いたことがある個人的な経験では、面接を拒否されたことはないですが、履歴書に書き切れないほどの経歴を書いているので、かなり怪しまれます。

この薬剤師はトラブルメーカーではないかというのが、率直な捉え方だと思います。
現在、働いている地域では、2名ほど有名なトラブルメーカーさんがいました。
薬剤師が不足している地域なので、転勤でまかなえないような会社がその方を採用するのですが、スタッフだけでなく患者さんともトラブルを起こしてしまう困ったさんでした。
噂が拡がると雇ってくれる会社がなくなり、他の県を転々としているという話を聞いたことがあります。
立ち直れなくなりそうな場合
転職したい理由は色々だと思いますが、いじめなどがあり、メンタルが破壊されそうな場合や死んでしまいたいと思う場合は、さっさと転職がおすすめします。
立ち直れる状態で離れることが一番だと思います。
追い込まれると、自分で適切な判断ができなくなるので、早々に職場と関係ない方に相談してみるとよいと思います。
家族、友人、いきつけのお店の方、大学の恩師や各種相談窓口など。
自分を受け入れてくれる場所は必ずありますので逃げましょう。
薬剤師が向いていない場合
どこの薬局で働いても上手くいかない方は、薬局以外、薬剤師以外の仕事を探した方が、良いかもしれません。
薬学部は、薬学でしか学べない分野もありますが、他の学部より広範囲(雑多)な科学的な知識を学べたと思いますので、薬剤師の資格にこだわる必要はないです。
人生、手放した方が上手くいくことが多いものです。
その後、やっぱり薬剤師がいいと思えば、色々な社会経験をした方が上手くいくかもしれません。
参考に、日本薬学会の記事を貼り付けてみました。
薬剤師として色々な経験を積みたい場合
会社内で色々な店舗を回ることができ、様々な経験ができる環境であればいいですが、その様な環境に恵まれない方も多いかと思います。
どんな店舗でも学べることはありますが、眼科、整形外科、皮膚科などの単科だと、毎日同じことの繰り返しになりがちです。
若いうちに色々と経験することをお勧めします。
積極的な転職はおすすめです。
私の場合は、積極的に転社した訳ではなく、口コミでお手伝いお願いされたり、引越するために何社か転社しました。
結果的に色々な経験ができたという感じです。
収入をアップしたい場合
税金や社会保険料の負担増加、物価が高くなっていますので、比較的給与が高いと言われる薬剤師でも、収入をアップしたいと思いますよね。
国が決めた保険点数で仕事をしていても、会社、地域によって、かなり年収に差があります。
- 記載している上限の年収は、薬剤師業務以外のプラスαの業務ができる場合が多いのですが、人員が不足していてどうしても確保したい場合は可能かもしれません。
- 会社に売り上げに貢献したら給与を上げてくれる考えを持っている会社を選択する。頑張っても給与に反映されない会社より、反映される会社の方がいいですよね。
- 住む場所にこだわりがなければ、生活費が安い地方に移住することもひとつです。住民税や、移住への補助金、子育て支援金、車の必要性などの情報を調べておくと良いです。
- 薬剤師が少ない地域の方が年収が高くなりやすいです。ただ、薬剤師が少ないので、自由に休めない、代わりの薬剤師がいない(派遣薬剤師もいない)という悩みもあります。
薬局から薬局への転職をする場合には、店舗での処方せん調剤は問題なくできる状態で普通の薬剤師という評価です。
管理薬剤師としての仕事ができる、マネージメントができる、在宅訪問の開拓ができる、薬剤師の教育ができるなど、薬剤師として店舗運営ができる能力もあれば評価がプラスされます。
ただ、薬局業界は厳しい時代がくると言われていますので、薬剤師の仕事だけでは収入アップは望めないと思います。
処方せんが来るのを待っているだけの受け身な時代は終わり、積極的に来てもらう、積極的に出ていくことが必要です。
集客できる能力を持った薬剤師が必要だと思いますので、SNSやホームページの運用が得意、多言語が話せる、イベントの企画力、ITの技術があるなど、薬剤師✖️○○な薬剤師が求められていると思います。
これからは、新しいことにチャレンジしている会社、チャレンジすることを推奨、チャレンジすることを評価する薬局を選ぶのが良いと考えています。
安定を求めるより、自分が成長できる場所を選ぶことをおすすめします。
終わりに
現在50代になりますが、人生に無駄なことはないと感じています。
このブログを読んでいただいた方には、きっと良い出会いがありますよ!
では、また別の記事で。
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